FIELD NOTE 01 / WORK

AIに頼む前の、
小さな整理。

依頼文を上手に書くことより、いま抱えている作業の輪郭を見つけること。仕事でAIを使う前に試せる、三つの整え方です。

テーマ:仕事の整理読了目安:4分

完成形より、迷いどころを書く。

メール、会議メモ、提案書の下書き。作業を始められないときは、完成形を一気に求めたくなります。ただ、その前に「誰に向けたものか」「いま迷っているのは何か」「読み手にどんな判断をしてほしいか」を短く書き出してみます。

AIに渡す材料は、きれいに整っていなくても構いません。断片的なメモと一緒に、たとえば「結論が急ぎすぎていないか見てほしい」「三つの論点に分けてほしい」と確認したい観点を添えます。そうすると、出力を採用するか直すかを自分で選びやすくなります。

依頼を三つに分ける。

長い依頼文をつくるより、目的・材料・確認点を分けると、対話の途中でも戻る場所ができます。目的は「社内で意思決定に使う説明をつくる」、材料は「会議の箇条書き」、確認点は「根拠のない表現がないか」のように書けます。

この三つを用意しても、AIの回答が正しいとは限りません。数字、固有名詞、引用、社内のルールに関わる内容は、元の資料と照らし合わせることが必要です。

渡してはいけない情報も、先に決める。

便利だからといって、顧客情報、未公開の契約内容、認証情報、社内で共有範囲が決まっている資料を、そのまま入力することは避けます。利用するAIサービスの設定や組織のルールを確認し、必要なら内容を匿名化・要約してから扱います。

AIは「考える工程を短くする」ための補助になり得ます。しかし判断そのものを渡さないことも、使い続けるための大切な設計です。

動画では、仕事の小さな詰まりをほどく視点をさらに扱っています。

YouTubeで続きを見る

外部サイト YouTube に移動します